2017年 02月 07日
totonoe chair 第21回かわさき産業デザインコンペ グランプリ
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川崎市内の企業がその特性にふさわしい個別課題を設定し、提案の商品化を目指すコンペ、第21回かわさき産業デザインコンペにて、弊社が提案した、「totonoe chair」がグランプリを受賞致しました。
今回のコンペのテーマは、「技術の裏付け、生活の潤い」で、企業からの課題は、保育園・幼稚園で使うスタッキングチェアーでした。
成型合板による機能的な幼児用の椅子が多い中、今回の課題に向き合い、人を癒すことができる無垢の木で既存の椅子を超える機能をもつ椅子をつくることができれば、生活の豊かさや潤いに繋がると思い、「totonoe chair」をデザインしました。無垢材を使った単純な構成に斜材を加えることで、構造強度、安全性、スタッキング性能などの機能性を向上させることができました。
「totonoe chair」は、元気な子供たちが、椅子を持って、仲良しさんと並んだり、お片付けのお手伝いをしたりする日常の中で、安全に使ってもらえるようにデザインされています。

totonoe chairは、
斜材でスタンスを確保しているので、転倒しにくいです。
斜材が脚の外側についているので、並べても指はさみしにくいです。
斜材がガイドになるので、スタッキングしやすいです。
斜材がストッパーになるので、スタッキングした椅子が崩れにくいです。
脚が真直ぐなので、スタッキング時のせり出し寸法が小さく、コンパクトに収納できます。
脚が真直ぐなので、座面寸法が広く、先生の少し座りにも対応できます。
高度な精度を必要とするtotonoe chairを、ものづくりに対する高い志と技術により制作して頂きましたケンラックシステム株式会社様に改めて御礼申し上げます。
これからも、人に寄り添ったデザインをして参ります。
※totonoe chairは、川崎市のケンラックシステム株式会社にて商品化の検討を進めております。
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by suzuki-ar
| 2017-02-07 16:39
| プロダクト