カテゴリ:椅子 |
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鈴木啓太建築設計事務所
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2009年 04月 09日
Casa BRUTUS特別編集 超・椅子大全をパラパラ立ち読み。
世界中の美男・美女の共演といったところでしょうか。そんな中「低座イス」が入っていました。 ニーチェアは入っていない・・・、ちょっとうれしい。 椅子の選定された尺度からすると150脚に入るのはちょっと厳しいかなとも。 ちなみに、SD選書202 「椅子のデザイン小史」 大廣保行 著 には、ニーチェアーがちゃんと掲載されていますので、念のため。 うちにも、この美男美女のなかの1脚がいます。復刻版ですが、Charles & Ray Eames のShell Side Chair。それまでは、スタッキングのできる丸椅子を使っていたのですが、妻が妊娠して背もたれが無いと辛いということになりhhstyleで購入しました。 Arne Jacobsen の Seven Chairとずいぶん悩んだのですが、Seven Chairは小柄な私には、少しシートハイが高いのと、背中の肩甲骨が微妙に当たって、座り心地がShell Side Chairほど良く無く、私よりも小さい妻にはもっと良くないかなという事でShell Side Chairに。ちなみに、Shell Side Chair SH=41cm、Seven Chair SH=44cm。 私の勝手な想像ですが、Shell Side ChairのSHが低いのは、身長の小さな妻Rayがいたためではないかなと。 デザイナーは最終的には、自分の五感で確認をします。なので、其々の身体的な条件もそこに加味されがちです。 とびきりカッコイイMies Van Der Rohe のBarcelona Chair、幅が広くて、いかにも丈夫で、クッションも固いです。ミースの体型を想像してみて下さい・・・。 怒られますのでこの辺で・・・。 こういう事を考えながら椅子を見たりするのも楽しいです。 Mies Van Der Rohe のBarcelona Chairは、昔はKnoll でしか購入できなかったのですが、パテントが切れたのか、すごいことになっていることを知りました。 価格.COMの最安値 なんと 39,000円!!(中国製)。 すごいです。 Knollで購入すると619,500円。さすがです。 Casa BRUTUSで紹介されている外国の椅子は、どれもすごく素敵ですが、その殆どが自国の人達のためにつくられています。 そして彼らは家でも靴を履いて生活しています。 大きなお世話かもしれませんが、家の中で使う椅子を買う時には、必ず座ってみましょう。 そして、靴を脱いでみましょう。(家で靴を履いている人は別ですが・・・)
2009年 03月 31日
私が子供の頃から使っている椅子です。
![]() ニーチェアXという名前の椅子で、新居 猛氏のデザイン。 私の中では今のところ世界最高の椅子です。 理由は、「座り心地が良い(あぐらもかける)」「美しい」「軽い」「折りたためる」「部品が交換できる」「張地が誰でも変えられる」「張地が洗濯できる」そして「安い」(定価 24,150円) こういう椅子はそうは無いと思います。 高価なものに良いものが多いのは事実ですが、良いものは高価であるということは誤りである事を教えてくれている椅子です。 「心地よく、丈夫で、とことん安く。いわばカレーライスのような椅子をつくりたかった」とは新居氏の言葉。 ものづくりにおいて「美しいこと」は当たり前の事なので、あえて言わない。カッコイイです。同年代では、柳宗理氏や剣持 勇氏が有名ですが、私の中では同列です。 ニーチェアXは、1970年にニューヨーク近代美術館の永久コレクションに選定されています。発売当時は、ヨーロッパでコピー商品が出たほどの人気だったそうです。1970年に外国で真似をされるというのはかなりすごい事だと思います。話は全然違いますが、1971年のアポロ15号でNIKONのカメラが使われた事を最近知って驚きました。日本はすごい国なんです。 写真のものは実は2代目です。1代目は5年くらい前にネジが折れて壊れてしまいました。20年くらいは使っていたと思います。張地は3回くらい交換しています。そもそも親のものだったのですが、座り心地があまりに良かったので、自分の部屋にしまいこんで、一人暮らしをするときに持ち出してそれっきり使い続けていました。親にどこで買ったのかと聞いたところ、小田急ハルクで買ったとのこと。今はビックカメラになっているのですが、昔のハルクは、気の利いた小物達や家具などの専門店が入っているお店だったことを思い出しました。 ![]() 2代目はTVを見るときの娘の特等席になっています。 この椅子は、Xに開いた脚によって生地を引っ張ることで椅子の形状を維持しているので、人の重さによって生地のたわみが変わり、どんな人にもフィットするようにできています。なので、娘が座っても快適というわけです。 新居 猛氏の事をいろいろと書きましたが、同氏の事を知ったのは、恥かしながらつい最近の事なんです。父が娘に会いに来た時に、家に置いてあるニーチェアーXの座り心地の良さに感心し、そしてそのままお昼寝・・・。自分もほしいと言い出したので、以前に持ち出した後ろめたさもあり、父の日が近かったこともあり、プレゼントをすることに。前は、藤沢の東急ハンズで購入できたのですが、今は無い。こういう時はネットで検索に限るということで、調べてみると、新居 猛氏のデザインと書いてある。「ニー」って新居だったんだと、初めて知った次第。家具屋さんのHPに、名前の由来が書いてありました。「ニーチェアの「NY(ニー)」は、デザイナー・新居猛の姓「ニイ」とデンマーク語の「NY(新しい、フレッシュ)」の意味をとって名付けられました。」どこまでカッコイイのだこの人は!!。 ニーチェアXを購入しようかと考えている人に一言。この椅子は、畳の上に置いても畳が傷がつかない様に長い接地面をもつ脚の形状をしていますので、フローリングで使うと、床に擦り傷が付きます。気にされる方はお止めになった方が良いと思います。 ついでに椅子の話をもうひとつ。 私の中でニーチェアーXの「座り心地」と「美しさ」に引けを取らない椅子がもう一つあります。それは、坂倉準三建築研究所(坂倉建築研究所の前身)でデザインされた、「低座いす」です。以前の事務所の先輩のお宅におじゃました時が、「低座いす」との出会いで、座り心地の良さにびっくりしました。 床に近い方が落ち着く私は、つくづく日本人なのだなあと思います。 < 前のページ次のページ >
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